【受けてみた】国家試験【落ちてみた】

ということで受けてきました。

結果から言うと、午前1が一番の難関でした。やっぱり。

最初に計算問題がラッシュで4問くらい出たんで、「あ、ここで時間を食うのは危険だ」と即判断して後回しにしたんですが、正直正解でした。あれに時間食ってたら最後まで行けなかったんじゃあないでしょうか。50分あるとは言え、30問。1問解くのに2分はかけられません。1問1分で半分解いたとしても残り35分。ここに開始直後の受験番号記入時間と終了直前の確認時間を勘定に入れてしまうと30分ちょい。やはり実質1問2分かけられるかどうか、と言ったところ。特に問題文と4択の候補を真面目に読んでいるとそれだけで1分は確実に消費する量があったりなんかします。マークシートを丁寧に塗っている時間すら惜しく感じられ、「あと10分です」とか試験官に言われると更に焦る。

いっそ最初から計算問題は捨ててしまえば・・・とも思ったんですが、流石に緊張したのか昨日までなら指先一つでダウンだった問題も「あれ?これどっちだっけ!?」と軽くパニックになってしまったものもあり、安易に切り捨てられませんでした。

私が落ちているとしたら確実にココが原因です。

 

午前2はアホかっていうレベルでした。やっぱり。

過去問全部やっとけ以上。

 

午後1は、思っていたより時間が無かったなあ、という印象でした。これは少し意外でした。

選択の余地があるというのはある意味残酷な話。結局2、3問目を選びましたが、最初に少しだけ1の問題を読んでしまったのです。これが結構なロス。正直、最初からコレとコレ、と決めつけておいた方がマシだったかもしれません。1問40分ちょいしかかけられないので時間配分が大事なのですが、文章で回答する問題を何度も書き直したりしていると確実に失敗します。文面を考える前に書き込んだりヘタな推敲重ねないように。これもまた日頃の訓練ですなあ。

 

午後2は、ものすごく時間が余りました。これが物凄く意外。

本来であれば、問題をじっくり読む(だいたい問題だけで10ページ以上ある)のが前提としてあるので、2時間という長丁場の大半は朗読に費やされる筈ですが、数問は「穴埋め問題」があるので最初にコレをざっくりななめ読みで片付けてしまう。こうすると、いい加減ながらも粗筋が分るのと、2割程度は回答してしまうことになるので楽です。勿論その2割は確実に正解している事が求められるでしょう。でもその辺は午前2とあんまり変わらないから。

残った問題についてはコツがあります。過去問を解いていれば自明なんですが、問題で「下線2で示されている~」とかいう場合、その下線2の周辺だけ読み返せば大体OKなのと、それで小学校の国語のテスト並みにドンピシャの回答が見当たらない場合は、遡って読んでいくと必ずヒントがあるという事です。回答に「脆弱性」って言葉が使いたいのに漢字が解らない・・・!なんて場合、まず間違いなく問題文のどっかにあります。無ければ、多分その回答は間違ってます。親切な事に、パッチの「適用」とか「配信」とか「インストール」とかの単語も必ず統一されていて表記にブレが無いので、回答時にはそこら辺の表現方法はキッチリパクらせてもらいましょう。

稀にノーヒントのこともありますが、その場合はシステムで対処できる問題ではなく、人に起因する問題になっているので、「持ち運びに注意」とか「教育体制が」とか、スットンキョウな運用に関する回答が求められていると思って間違いありません。

 

それにしても、年齢層が幅広い試験でしたね。20代から30代が割と多いように見えましたが、60代じゃないかって人もチラホラいました。そこまでの年齢の人が受けるような試験でもないように思えますが。

また、これも結構ビックリなのが、そもそも受けに来ない人が大量にいる、ということです。これは過去の資料からもわかってはいたんですが、自分の受験した試験会場でも4割はいませんでした。うーんその気があって申し込んだんだろうに。5700円。もったいない。

試験官に携帯の電源は落とせって言われてんのに落とさない人が結構いましたね。しかし、「携帯の電源を落として鞄にしまい、足元においてください。従わない場合は試験を受けられない場合があります」という微妙な説明がある一方、「採点されません」という説明事項もあるので、なんでか携帯に関してだけはギリグレーみたいな扱いなんでしょうか。謎でしたね。